今回は、シロさんと佳代子さんの“恋バナ”?――みたいなものです。
『きのう何食べた?』3巻 23話 ネタバレ
❤ うなぎと高菜と卵の混ぜごはん
❤ 揚げ茄子とトマトのサラダ
❤ アスパラ入りジャーマンポテト
❤ 豆腐とみょうがの吸い物
「桃いらない?」
佳代子さんからのメールがきます。
「桃を1ダース2000円で、箱買いしたので、半分こしませんか?」
「安くはないので、ダメならいいです」――と。
シロさん、ふつーならお高いので断るところですが、
桃はケンジの好物なので「OK」の返事をします。
意外とめんどくさい、ゲイの恋愛プロセス
シロさん、佳代子さんの家に桃を取りに伺います。
佳代子さん、お中元で来ていた桃が来なくなってしまい、
果物屋のお兄さんに勧められて、つい買ってしまったと言うのです。
でも、ご主人の富永さんはそれほど桃が好きではないらしいのです。
それでシロさんが半分買ってくれて、助かったというわけなのですが、
話の流れで、シロさんが桃好きというわけではないことがわかり、
桃を買ったのは、ケンジのためだと分かって、佳代子さんはシロさんに言います。
「けっこう、彼氏の事、大事にしているよね」
惚れっぽい方がダメージは少ない?
もし今、シロさんがケンジと別れたら自分の方が、ダメージが大きいというのです。
今現在、ケンジの方が、シロさんに惚れているだろうから、別れたとしたら三ヶ月くらい泣き暮らすであろうと。
けれども、情が深いって事は、惚れっぽいという事で、
次の相手を見つけるのもケンジの方だと思うというのです。
ゲイの恋愛プロセス
それに対して、シロさんが次の相手を見つけようとしたら
ゲイの出会い系のサイトの掲示板に書き込みして、
返事を貰ったら、メールに微妙にピントのぼけた自分の写メを送って、
会ってもらえることになったら、どこか場所を決めて、会って――というプロセスを踏む事になるというのです。
それを聞いて、佳代子さん
「…けっこう、めんどくさい」
「そう‼」
「はっきり言って、めんどくさい‼」
「40も半ばのこの年で、一から恋愛するなんて、めんどくさくて
もう、俺は嫌なんだ‼」
だから、ケンジとは絶対別れたくないのだ――というのです。
それに対して、佳代子さんも
「あー、分かる」と同意します。
自分も、夫といてすっごく、楽しいというわけではないけれど、
この年で再婚するのも、一人になるのも面倒だから別れないだけだもの――と。
だからシロさん、多少の努力はしますよと、桃で済むなら安いもんです、というわけです。
愛だよね❤
シロさん、お昼にごちそうになったうなぎと高菜と卵の混ぜご飯を早速、夕ご飯に再現します。
ケンジ、土用の丑の日のうなぎご飯に大喜びです。
「あと、食後に桃あるよ」
ケンジ、感激です‼
「これって、俺のためだよね、
俺、すごく愛されてる…‼」
シロさんの思惑はちょっと違うようですが、…
「まあ、いいか」
『きのう何食べた?』3巻 23話 感想
シロさんと佳代子さんの、こういった会話が好きです❤
確かに、長年連れ添って、ラブラブ状態をずーっと維持するのって、なかなかないと思います。
だから結婚を長続きさせるには?というと、
「忍耐です‼」という答えが多いのだし、
「亭主元気で、留守がいい」と言われるわけですから。
それにしても、ゲイの人たちの恋愛プロセスがめんどくさいかも…。
そういえば、映画の「怒り」でゲイの役を演じる妻夫木君が、スマホでそれ系のサイトをよく見ていたような――…。
『きのう何食べた?』3巻は600円以内なので、
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