Ｘｍａｓパーティーで宣言した通り、シロさんはケンジを連れて実家へ――…。
場は、ギクシャクした雰囲気でしたが、お互い、歩み寄ったように見えました。
その帰り道、ケンジはシロさんに――…‼
『きのう何食べた？』7巻 50話 ネタバレ
❤ 鶏のから揚げ
❤ かぶの葉のじゃこ炒め
❤ かぶとにんじんの酢のもの
❤ 小松菜のからしあえ
❤ えのきとわかめのみそ汁
ケンジ、シロさんの実家に行く‼
初顔合わせとなる、ケンジとシロさんの両親、
ど、緊張で挨拶を交わします。
シロさんが見て取るに、さすがにショックを受けているような両親…。
家に上がっても、会話は弾まなく、気まずくてなりません。
この場の雰囲気に耐えられずに、キッチンに逃げるお母さんとシロさん。
残されたケンジとお父さんは…？
ケンジが思う、シロさんの覚悟
シロさんのお父さんが、
「史郎の高校の時の卒業アルバムなんか見るかね？」
「見たい――❤❤❤」ですー‼――とつい、オネエ言葉
シロさんの高校生の時の卒業写真、そこには
ピッチピチの男子高校生 ＤＫのシロさん❤
ケンジはお父さんに
「どんなお子さんだったんですか？】と聞きます。
するとお父さんは、
「呆れるほどに、勉強ばかりしていた」と答えます。
ケンジ自身は、「大きくなったら、自分は女の子になる」と思っていました。
けれど、その後、“女の子になりたい”ではなくて、
男の子が好きという欲望だけが残って、今に至っている――のです。
ケンジはお父さんに、自分自身も、自分の腕一本でやっていける美容師になりたいと思っていたように、
シロさんも一匹狼でも稼げる弁護士になろうと決めていたのではないかと、お父さんに言います。
そして、孫の顔を見せられない罪滅ぼしもあって、
史郎さんのことだから、せめて
いい大学に入って、弁護士になろうと思ったのではないでしょうか――と…。
お母さんと作る料理は、いつも懐かしい？
シロさん、お母さんと鶏のから揚げと、かぶの葉のじゃこ炒めを作ります。
さすが、親子というか、阿吽の呼吸で手際よく作っていきます。
お母さんに、コツを教えてもらいながら、完成です！
出来上がった鶏のから揚げを美味しそうに頬張るケンジ。
するとお父さんが場を外し、お母さんを呼んで、何事か話して戻ってくると、
お母さんの表情がぱぁっと明るく？なっています。
そのわけを帰り道で、シロさんはケンジから聞いて分かりました。
シロさんの両親は、ケンジが男の恰好をして現れたので、
家で、女の恰好をしているのはシロさんの方なのか、物凄――く、不安だったのです‼
ケンジの涙――‼
「史郎さんは、家で一度も女装したことはありませんよ」とケンジが言うと、
お父さんは、ホッとしていたというのです。
と、いう事で、シロさんの両親はケンジが女装していると思っているのです。
ケンジは、「そのくらい、いーじゃない」と言います。
それよりも、恋人の実家に行って、親御さんとご飯を食べることができて、夢みたい！
「もー俺、ここで、死んでもいい！」とまで言って、涙ぐみました――‼
そんなケンジを見てシロさんは、
「バカヤロウ、そんなこと言うもんじゃない」と言って、ケンジを抱き寄せます。
通りすがりの若者が二人を見て
「うわっ！キモ！」
「おっさん二人、いつまでもよりそってんじゃねっつーの」
「ホモって、マジ死んでほしーんですけど！」
辛辣な言葉を浴びせます！
それを聞いて、ケンジ
「…死なないもん」
シロさんも
「うん、そうだ、死ぬな、前言撤回な」
『きのう何食べた？』７巻 50話 感想
今回は、普段おちゃらけているかのように見えるケンジが、
しっかりと、理にかなった事をお父さんに言っていたのが印象的でした。
それにしても、シロさんか、ケンジ、どちらかが女装しているものだと思っている両親、
絶対に、“男か女”の両極しか想像できないのでしょうかねぇ…。
しかもそれが女装…。
ケンジが「もー、死んでもいい」と思うくらいに、
ゲイの人達は、家庭というものから排斥されているのでしょうか――……？
なんで？――と思うのは、リアルに経験していないからなのでしょうか…？
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