『きのう何食べた?』1巻 8話 ネタバレ
食卓は針の筵?
実家に帰るということで、げんなりしているシロさん。
その原因は、実家でのシロさんの待遇というか、
“ゲイ”であるシロさんをご両親が、微妙に受け入れられずにいることです。
それでもシロさん、高齢になった両親を気遣って、定期的に実家を訪れているところはやさしいです。
まあ、かなり、嫌々ながらではありますが、…。
それというのも、
せっかく気を利かせて買ってきた、デパ地下の“エクレア”を
「うれしいけれど、気が利きすぎて女の子みたいね」
と、お母さんに言われてしまいます。
そして食卓で会話のなくなったところ、
意を決したように、お母さんが
「一緒に住んでるボーイフレンドはお元気⁉」
「今度、その彼を家に連れてに来るって、いうのは…」
もう、精いっぱい、無理している歩み寄りです!
だからシロさんに、断られると、あからさまにホッとしてしまいます。
お母さん、ダメ押しのように続けます。
「史郎さんが、ゲイでも犯罪者でも受け入れる準備があるわよ」
シロさん、げんなりの二乗です。
「親父はわかってくれている…」と思ったらまさかの一言‼
お母さんとの会話で、自分が母親にとって、犯罪者と同列か…と失望してしまったシロさん、
お父さんとの会話に活路を見出します。
お父さんが、シロさんの健康状態を気遣い、そして
「お前は昔から意志が強かったから、節制してるんだろう」
何気に褒められて、シロさん、じ~んとしてしまいます。
――が、次のお父さんの質問に固まってしまいます!
「どんな女だったら、大丈夫なんだ?」
まるで、双六のごとく、振り出しに戻ってしまったようでした。
『きのう何食べた?』1巻 8話 感想
微妙にすれ違う会話。
そして、ご両親、微妙にシロさんを傷つけていますね…。
身内だからこそ、受け入れることができない――ということなのでしょうか…?
佳代子さんとの会話でも、
シロさんが佳代子さん家族くらいに、自然に接してくれたらいいのに、と言うと、
「実の子供だったら、平静でいられるかどうか、わからない」と佳代子さんは、言います。
そんなもんか…とシロさん、納得。
そんなもんなんでしょうかね…。
ゲイやレズビアン、性同一性障害などの子供を持ったことがないので、
そこのところはわかりません…。
ついこの間、NHKのBSで、中国の人のカミングアウトのドキュメンタリー番組を見ました。
中国だと、余計に大変そうだなーと思いました。
何といっても、表現の自由もないし、国として、バッサリ――という感じです。
それでも、ゲイの息子さんを持ったお母さんが代表をしている、支援団体が
親にカミングアウトしようとする人達を、フォローしているのですが、
レズビアンの娘さんを受け入れることができないお母さんに対して、
「親であるあなたが、娘さんを受け入れないと、娘さんを受け入れる社会にならない」と言っていました。
そうなんですよねー…。
親は、子供に幸せになって欲しいから、社会で排斥されるようになってほしくないんですよね。
けれども、子供が親に受け入れられることが、一番の幸せだというなら、受け入れなきゃ…と思うのですが…。
紹介されていた子供たち、みんな、優しいんですよね。
お父さんが亡くなって、お母さんが一人になってしまったからといって、カミングアウトして一緒に暮らすようになったとか――。
ちょっと、脱線してしまった…。
8話で紹介されてた、佳代子さんの作る焼肉のたれで作る“鶏のオーブン焼き”
簡単でいいな、今度作ってみよう\(^o^)/
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